かつては通夜は「取り急ぎ駆けつける」という意味で喪服は着ないとされていましたが、今では通夜・葬儀とも喪服を着ることがほとんどです。勤務先から通夜に行く、または葬儀に参列した後で出社する場合は、黒のスーツかアンサンブルを喪服にして、仕事の時はジャケットだけ着替えれば自然です。
女性はアクセサリーをつけるなら42〜43cmの長さのパール、黒真珠が一般的です。スカートの丈は、膝が隠れる程度の丈にします。ミニスカートやタイトスカートは会場で座るとかなり足が露出してしまうので避けましょう。
靴は黒で、光る飾りなどのないものを選びます。バッグは仏式なら、皮革は殺生につながるとタブー視されるため、布製のバッグを持つのが望ましいです。ストッキングは、以前は通夜はナチュラルストッキングでしたが、今は通夜・葬儀とも黒いものをはくのが原則です。
最近ではいろんな形式の葬式があります。とにかく、突然の葬儀に迅速に対応できる業者を選ぶべきでしょう。さらに費用に点でも気にしなくてはいけません。最近ではインターネットからでも申し込むことができます。おまけに迅速な行動が求められます。
何故なら、施設によっては込み合うこともあるからです。おまけに時期によっても式場が利用できない場合もあります。しかも、地域によって葬式の形態にも変化があります。結局、それらに対応できるのは地元の事情に通じている業者でしょう。
さらに業者は葬式だけでなく法要も執り行う場合があります。次に料金の方も業者に相談してみるべきです。というか、内容も気になります。でも、葬儀費用も負担するのは遺族だからです。最近では生前に、自分の葬式の費用の一部を振り込んでいる人もいます。
女性の場合、和装は格調高いですが動き辛く、葬儀・告別式は移動が多いため高齢者が具合が悪くなることもあります。洋装は黒のスーツかワンピースが一般的です。男性の場合は、かつては正式な礼装は羽織袴モーニングですが、今ではほとんど見られません。
準礼装のブラックスーツが一般的になっています。子供や学生の場合は、制服が基本ですが、制服がない場合、紺色かグレーなど地味な色合いの無地の服にします。なお身内だけの通夜では礼服の決まりはほとんどありません。
場合によっては喪服を着なくても良いこともあります。急な弔事に喪服が用意できない場合は、レンタルを使うと便利です。着物は後始末がたいへん面倒なため、着物一式をレンタルした方が楽で良いかもしれません。但し着物・帯・履物などはレンタルできますが、肌着や足袋な直接肌に触れるものは自分で準備する必要があります。
レンタル業者によっては依頼すれば着付けをしてくれるところもあります。